2018年1月19日金曜日

パステルの、キャンディーの、花びらの、

彼女たちは時々、パステルの、キャンディーの、花びらの、お砂糖の、シナモンの、スウィートさ(のイメージ)を放つかもしれないが、日本の少女たちはハイパーCuteなものに囲まれて育ってきたのだ。マルクス主義的に言うなら、彼女たちは生産手段のコントロールをその手に入れ、インディー・ミュージックの非公式な経済のなかで彼女らが生み出すカルチャーはいまや、大なり小なり、自分自身のやり方で流通している。 
この意味で、彼女たちはとって付けられた概念、キュートさやガーリーさの犠牲/あやつり人形などではなく、むしろそれらをクリエイティブ・ツールとして使いこなしながら……云々(以下略)


清水訳(↑)なので日本版と言葉づかいなど違ってると思いますが、Ian F. Martin『Quit Your Band』の中の Pink Guitarの章、p.210より。

ジジイなのに私こういう話になぜかとても共感し、つい「がんばれ、いけいけ!」と思ってしまう。基本、弱いところだとか(いやアイドル的なポーズじゃなしにさ。あれは逆に私おっかなくって、ゾッとするんだけど)あと優秀ぶってないところが、いいのかしらん。アナーキーだし。シャレてたりもして、さすがに女性。

バンド「にせんねんもんだい」だとか、ちょっとウェットな感じ趣味的にはアレだけど「キノコホテル」なんかは生半可に知ってたものの、
http://nisennen.tumblr.com
http://kinocohotel.org


バブルガム・ニューウェイブだそうで「マーピープルズ」だとか、
https://www.youtube.com/user/Merpeoples1/

さらにというか何というか、ここから特に興味津々「Twee Grrrls Club」(日本)だとかアメリカの「Riot Grrrl」ムーブメントに至っては初耳で。ブログ fun daze with Twee Grrrls Club に紹介されていた、というか日本に呼んだんだな、海外ミュージシャンも(↓)いろいろ素晴らしいと思いました。
http://tweegrrrlsclub.blogspot.jp


90年代前半にシアトル近郊のオリンピアから始まったという、フェミニズム思想を持ったパンク・バンドが起こしたムーブメント、ライオット・ガール Riot Grrrl についての日本語での説明(↓)と
http://sound.heavy.jp/grunge/about/history/movement/rg.html

最初の宣言(英語)Riot Grrrl Manifesto だそうで(↓)
http://historyisaweapon.com/defcon1/riotgrrrlmanifesto.html


以上、とり急ぎのリンク集。
こういうのいつ消えちゃうか分かんないし、ブックマークに入れといてもすぐグチャグチャになってしまうので、最低限のメモとともに。生半可な知識が(わるかったよ)またひとつ。




2018年1月15日月曜日

情報過多時代の空間話

BOSS RC-3 ルーパー買ったのが昨年11月末で、なんとなくの『JAPAN 1974-1984』が昨年9月、たまたま今年お正月(1月3日の夜)にはラジオ番組でJAPAN特集が2時間あったり。なんで?と思いながら、自分的には完全に賞味期限切れだと思っていたデビシル、David Sylvian を、そんな偶然から聴き返すことになり。

アルバム「Secrets of the Beehive」までしかフォローしてなかったのが(それまでは熱狂的でした私、わりと)先日ふと気が向いて、その次の「Dead Bees on a Cake」購入。相変わらずだなぁと思いつつ、しかし何度か聴いているうちに気づいたことがあり。それはルーパーの話とも関係があるので、まずは、そちらから。


● ● ●


「打ち込み」音楽と違いルーパーは、テープがREC状態でずっとループしているようなもので、無音のなかに音を少しずつ足していく仕組み。「打ち込み」が最初から視覚的インターフェイス(グリッドなりタイムラインなり)をもち、そこに音をヴィジュアルに置いていくのに対して、ルーパーは耳がたより。ちょっとした、もたりだとか逆にノリだとかをルーパーはそのまま記録するので、それが絵筆によるペインティングのようで本当に、むずかしくもあり、おもしろくもあり。

ギターのみならず、マイクロフォンがあれば何でも録って、音のループに加えていける。そう、だから最初つい詰め込みすぎてしまう。すぐに隙間がなくなって、狭っ苦しくなってしまい、悲惨。

しかし「打ち込み」でも、意外に本当の空間感って(リヴァーブのかかり具合なんかの話だけでなく)よほどのプロ仕事以外、気にされないんじゃないか? どうなんだろう。打ち込みゃ鳴るわけだし音。けっこう狭っ苦しい感じで結局、やってるんじゃないかと。


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で、デビシル。歌詞がわりと自然に聞こえるようになったせいもあるのか「Dead Bees on a Cake」で今回、あらためて気づいたのが、その静かさでありまして。昔からそういう人でしたが(JAPANのライブ・アルバム「Oil on Canvas」も墓場で演奏してるんじゃないかと思うくらい!)静か。もちろん音楽的なテンションとは別に。なので、なんだか広々としていて、ちょっとした音までが、おもしろく、じつによく聞こえてくる。

余計なものを入れない。本当に必要なものだけで構成する。……言うのは簡単だし実際、多くの「職人」を自称する人たちが日々、四苦八苦していることには違いない。

で、もうちょっと突っ込んだ話をすると。無ですから、本来。グリッドもタイムラインもない。無。なんにもないところに、ふと、何かが加わる。ちょっとしたその、音なり、あるいは光なり、ことばなりに、耳をすます(としか表現しようがない!)こと。いわゆる時間軸や、ユークリッド空間とは別な広がりの体験。それこそ一瞬や、砂一粒のなかにも無限をみる心のモード、とでもいうのか。

音楽って本来そんな、なんにもないところに、音を鳴らす行為であり、絵画もキャンバスのサイズなど物理的な範囲を超える、いわば無尽蔵な絵を、描く行為であったはず。そのためにも、その場所がそもそも静かであり、無である(大きささえも無い)必要がある。そんな場所/精神状態から生まれる、ものたち。高級っていうのは、俗物的なポーズや、価格の話なんかじゃなく、そういうことだろうと。


例えばこれを物理的な広さ(100 x 100 pixel)でなく
どこまでも入っていける無限空間と識ること

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どんどん騒がしく、狭っ苦しくなるばかりの情報過多時代ですが、アーティストの役割って昔も今も、基本的にやはり、ここなんじゃなかろうか。なんにもないところに、現れたなら(そして私たちが、それに耳をすますことが出来たなら)どんなものであっても輝いて見えるはず。……モロこれ、デビシルっぽくね? 賞味期限切れだと思ってたのに、何はともあれ、昨年からの偶然に感謝。

アウトプットは、むちゃくちゃな殺人ノイズであっても、超お下劣であっても可、ただし、その中にあっても、静かであること。耳をすまして、この世界に向けて合掌しながら、いくぜ、とばかりに。




2018年1月11日木曜日

某パズル研究

うろ憶えですが以前(2010年03月12日)たしか、それを作っているメーカーにうかがったとき教えてもらい「すごいな」と思った某パズル、についてのメモ。ある案件用に今朝あらためて調べていたものの中から、差し障りなさそうな、つまりネットでも検索できる情報いくつか。

その前に、

じつに味気ない自分あての日報みたいなものですが、日記をじつは 2002年10月から書いていて、テキスト検索してみるとアル・ケッセル『錯視芸術の巨匠たち』を本屋で見つけたのが 2009年01月18日。洋書『Photomosaics』については2002年10月28日に「ずいぶん久しぶりに眺める」とあるものの、いつ手に入れたかは不明。IAMAS入学した 2000年かその翌年、昔いた凸版印刷(株)アイデアセンターにうかがったときだったかな、何はともあれ、初めて Photomosaic 見たの。

『Photomosaics』1997年、『錯視芸術の』2008年(原書は2004年)

で、

2015年の夏にも少し Pixel Art とドット絵について調べたことあったんですが、自分のやっていることからも嗜好性からも特に Ken Knowlton なんて、『錯視芸術の巨匠たち』で初めて作品拝見して以来ずっと、絶対いつかお会いしたいと思ってました。MITの博士号をもつ元ベル研究所の技術者、その世界のレジェンドだけど他人と思えず。

冒頭のメーカーにうかがったのと、Ken Knowlton 知ったのと、もちろん自分が ULR「超低解像度絵画」関連の発明で特許(日本:2017年)取得したのとは全然、まったく別な流れで別なタイミングに過ぎないんですが、こうして振り返ってみると不思議なもので、認知科学の海とは言わないけれども何かそんな独特な場所に向けて、水が流れているような気がする。

(C)Ken Knowlton 2009年

ところで、

フリーソフトなんかも出回りずいぶん一般化した「Photomosaic」技術については、某パズルと関係あるの? と思われそうですが、これについては正直、技術マターというよりビジネスのやり方についての私の勝手な想像にすぎず、へたなこと書けませんので以下略。


あとはリンク集(↓)……って、このブログ記事、結局どこが「研究」なんだ?

Mark Setteducati(肩書きがじつに多彩で、Magician / Performer、Speaker / Lecturer、Inventor / Consultant)という方のサイトより(↓)
http://marksetteducati.com/patents/

Ken Knowlton、Mark Setteducati、Hiroshi Kondo のお三方による「Personalized mosaic puzzle set」米国特許がこちら(↓)
https://www.google.com/patents/US20120025462

お三方のうちの日本人 Hiroshi Kondo さんは、それこそ冒頭の、以前うかがったメーカーの開発部で長年活躍されていた方だそうで(↓)
http://funstuffonly.com/tenyo/tenyo/tenyo-inventors/


以上、遊びを考えるインターナショナルな知性たちに、心からのリスペクトを込めて!


2017年12月30日土曜日

今年のニュース10

01:ULR 特許取得

おととしまでの「モザイコ」の進化形として考案された「ULR」、その作り方について2015年11月に「超低解像度画像作成装置及び超低解像度画像作成方法」として特許出願したものが、今年(2017年)10月20日付で登録されました。特許第6226939号。意外とすんなり。

こちらが特許庁だそうです(行ったことないけど)

02:INDIEGOGO

上記特許は日本国内でありまして、じつは海外向けにもPCT出願済み。来年(2018年)指定国でも特許化していくための費用を調達できればと、初めてのクラウド・ファンディングいきなり米国で挑戦。英語で書いたり、しゃべったり。でもお金、たいして集まらずトホホ。

INDIEGOGOサイトの一部


03:ULR カラー化

上記 INDIEGOGO の Perk(おみやげ)用にと今年09月、新作版画を考えている中で、これまでモノクロ4階調が基本だった ULRの多色化が実現。フェルメール・モチーフの絵柄では各タイル面がつまり、これまでの 4でなく 6通りに塗り分けられています。詳しくはまた別の機会に。

INDIEGOGO用 Perk(おみやげ)画像より


04:三越「ULR 超低解像度絵画」展

これは今年 1月早々だったので、まだモノクロの ULRですが。それでも考案した当時は自分でも「画期的だ」と思ったもの。それが今年さらにカラー化するなんて、まだ 1月の時点では思ってもみませんでした。物事ホントいつ、どんなふうに成長するか分からないもの。

三越(画廊)関係者の皆さんと

05:ともに、つくる、つたえる、かなえる展

ULRの話題を少し離れまして、今度は今年参加させてもらった展覧会から。県内の障害者と作家が組んでモノを作るという機会。浅井詠子ちゃんダウン症ということですが私、ほとんど気にすることなく一緒に音楽やったり話したり。旗「ほんでなんやの」も出来ました。

JUDE(重度!)セッション

06:P50 油絵テクノ

夏に「アトリエ 7.q」と名前も決まった、森さん中心の長時間油彩グループ。02月から05月まで現地トータル8日間(+スタジオ作業)で裸婦1点、09月から11月まで現地トータル6日間(+スタジオ作業)で着衣1点、私いずれもP50号で。ULRでも音楽でも求める質感はきっと油絵に近い。

後期のモデルは紺ちゃん

07:油絵ミュージック

そんなわけで音楽も昔からの「打ち込み系」から先月、ルーパーを手にしたことで変わりました。吉田さんとのセッションでもギター(エレキ)役が中心になって数年。05の、うたちゃんともギターでした。アナログの質感、こだわり、イイカゲンさとも表裏一体のグルーヴ感。

現場いくときは真ん中の二つだけ持って

08:BEGINNER'S LUCK remix 映像

昨年11月から今年04月まで remixしていた「BEGINNER'S LUCK」映像化(06月)の際の音は、いわば過渡期。でもこの映像づくりのおかげで02の INDIEGOGOでも、自力でなんとかプロモ映像作成&アップ出来たこと考えると、つくづく何がさいわいするか分からないもので。

BEGINNER'S LUCK remix 映像より

09:ホニャララ先生

バイト家庭教師も英語中心になり今年から高校生も増えて、ホント人間、やりゃ出来るもので。まさかオレが。夏と冬にはネクタイ締めてホテルで講義とか。浅田彰氏のたしかセリフ「あらゆる教師は反面教師であり、すべての学校は廃墟である」を胸に私も頑張ります。

これは安八町での「子どもパソコン」から

10:イイカゲン教

他にも引き続き、こどもはなうたコンテスト(おもひでや)や、ゆるゆる英語サロン@ビッカフェや、ゴミで演奏する「リサイクル楽団」などなど、おかげさまで今年も心楽しく。要はポジティヴなイイカゲンさ? ええ、なんとなく今、自分の活動が収斂しつつある方向性。

リサイクル楽団リハ風景


ホニャララ先生だとかイイカゲン教だとか、なんだよソレ。やる気あんのか? というくらい最近、やる気は一応あるんですが情報発信ということに興味がなくなってきて。というか、チマチマ作り込む情熱がどんどん失せてきてる気がする。今回のニュース10も我ながら、よく頑張った(書いた)と思う。

おかげさまで本当にしかし中身的には、おもしろいです毎日。しあわせな無名時代、いろいろ苦労もあれど。神様に(そして、いまご覧いただいている貴方に)感謝。




2017年11月30日木曜日

油絵テクノ、着衣

この写真(↓)偶然、壁と床の境目が絵とほぼ一緒なもんだから、だまし絵みたいではないですか。今回キャンバスを傾けて描いていることもあって、なおさら。


前回 5月末にアップした裸婦に続いて、長時間ペインティングの(森さんを中心とした有志グループ名称も「アトリエ 7. q」に決まり)2回目、今回は着衣。モデルは紺ちゃん。前回と同じく P50号キャンバスに油彩。

9月3日から描き始めて私の場合はトータル 6日間、参加させてもらい上の写真は最終日(11月26日)が終わったときの状態。イーゼルにキャンバスをこんなふうに斜めにガムテープで留めて、ずっと描いてました。このあと持ち帰ってもう少しだけ手を入れたけど、まぁ遠目にはほとんど変わらず、打ち止めとして昨日(↓)これは撮影。


タイトルの「油絵テクノ」は最終日、森さんに何度か言われたセリフから。ええ、描いていて例えば、クラクラしたいというようなある種の衝動は、共通するものがあると思います。まだ甘いけど。もっと徹底的にいつか、ぶち壊すことを恐れず、やってみたいもの。

昼休憩時のベーコンやフロイト、バルテュスなどに関するスライドもおもしろかったです、おかげさまで。引き続きよろしくお願いします。


2017年11月22日水曜日

ほんでなんやの共和国の旗



書道と音楽をやっている浅井詠子さんと、何ができるか考えるまえに私も音楽が大好きなので「セッションやりましょう」と、ほぼ隔週。詠ちゃんドラムと私はギターや打楽器、台所用品などで、ふつうに弾いたりメチャクチャやったり。休憩時間にいろいろお母さんも交えて話していて、障害関係の良いこと悪いこと中くらいのこと、へーなんつって感心したり唸ったり、笑ったり勉強になりました。

うたちゃんのしっかり者ぶりが、勝手に想像していたダウン症の感じと良くも悪くも違っていて(そうやってまた世の中がリアルに見えてくるというもの)いち作家としても、どうしたものかと考えた末に、名セリフ「ほんでなんやの」を造形化することに決めました。書の先生とは別に私なりに選んだ彼女の字をモチーフに、超低解像度で!

  • 超低解像度絵画について私よく「目のわるい人や、頭のボーッとした人ほどよく見える」と言っています。詳細は略しますが、本気です。 

Hey JUDE(ジュード/重度)セッション

むかし友達がいじめられているのを見て、うたちゃんが、いじめっこに言ったというセリフ「ほんでなんやの」。自身も障害をもった気丈な女の子による、この岐阜弁。だからこそ、もちうる説得力キュートさと、おそらく普遍性。強すぎず弱すぎず=強くもあり弱くもあり、何にも屈せず卑下もせず、人生楽ありゃ苦もあるさ。見習いたいもの。さぁ、ご一緒に「ほんでなんやの」!




以上、参加させていただいた、こちらの(↓)第3回「ともに、つくる、つたえる、かなえる展」より。「障がいがありながらも表現活動をしている制作者と県内のアーティストがコラボレーションする企画展」というもの。私、自身も “健常者” 意識がなぜか希薄なだけに、それなりのシンパシー感じつつ。一方で、やさしいばかりのフニャフニャした障 “がい” 者ナントカにも少し「ほんとかよ」って思いがあり。




うたちゃんら実際の障害者といろいろ話をしたり、また、他の方々の作品も拝見するなどして、よかったと思いました。フニャフニャなんかじゃない。みんな真剣に考えて、取り組んで。いろんな作家がいるもんだと思いました。自分の偏見もこうして修正されていくのだ。あるいは「アカン、もっと頑張らないと」と刺激されたり。ありがとうございました本当に。引き続きよろしくお願いします。


ゆめぽっけ http://yumepokke.com

岐阜県教育文化財団 文化芸術県民ギャラリー
http://www.g-kyoubun.or.jp/jimk/plaza/gallery.html


2017年11月6日月曜日

ローレゾ通信(2017年11月号)

不定期配信のニューズレター「ローレゾ通信」を11月06日(月)14時半に配信しました。以下(↓)配信内容の全文。等幅フォント推奨。


Bcc:でお送りしています。
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 ローレゾ通信(旧モザイコ・ニュース)
            ULR news letter …… 2017年11月号

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配信日:2017年11月06日(月)※等幅フォント推奨。

〜〜《目次》〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  ◎ まくら

  ◎ ULR 米国にてクラウドファンディング中

  ◎ ULR 特許(日本国内)取得

  ◎ 思い通りにならないものとの付き合い方

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もはやニューズレターというよりも私信? ほぼ10ヶ月ぶりで、ご
ぶさたしております。目次にある ULR案件を中心にお知らせ/お願
いしたく、筆を執りました。まくらと巻末はおまけです。

ULRは Ultra Low Resolution Painting(超低解像度絵画)の略
で、旧「モザイコ」の進化形となる新シリーズ名です。

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■ まくら
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J.L.ゴダールの映画「カルメンという名の女」のなかのセリフ、

     私を愛したら、あなた終わりよ。

この意味をロマンティックにとれば、きっと昔ながらのカルメンな
んでしょうけれども。DVD を見返していて先日「私を愛したら、あ
なた(の出番)終わりよ」と聞こえた瞬間、私、大爆笑。出番が終
わってもまだ出ている俳優の困った顔。オレ、何をすればいいんだ、
と。映画って自由なんだと思いますな、こういうとき。

最高。ちょっとした映像の見事な美しさだとか、出演もしているゴ
ダール自身の可笑しさ(ウディ・アレンみたい)だとか音だとかも
さることながら、従来の深刻さを爆笑に変えるこの換骨堕胎ぶり。

常識なんでしょうか(椿山荘 Jan.18, 2003以来この映画お気に入
りで何度も観てますが、さすがに新発見とは思わないものの)この
解釈。とにかく、こんなことが私も、したいのだと強く実感。いい
シャレ。人生、こう行きたいもの。

で、深刻な本題(↓)へ。

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■ ULR 米国にてクラウドファンディング中
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とね、タイトルはかっこいいんですが……公開までのことで頭がい
っぱいで、私、その後にまで想像が及んでいなかったという。

虫のいい話はそうそう(当たり前ですが)なくて、そりゃどの世界
でもお金を集めるのは大変。

コネやしがらみに頼るのではなく実力で、という意味でも米国での
クラウドファンディングに夢をいだいたのは事実。中小企業診断士
の先生から紹介され、準備を始めたのが09月。台風のなかビデオ自
撮りして、英文テキストも何度も書き直し、11月01日(水)によう
やく公開、クラウドファンディング開始しました(↓)。
https://igg.me/at/ulr/

で、ふたを開けてみたらこの体たらく。まだ 1%って……。

今回、宣伝も兼ねての海外クラウドファンディングには違いないの
で、これを機に英語でもTweetするようにしたりとか、まぁ自分の
尻を叩くいいチャンスではあります。ULR がカラー版へとさらに進
化した理由のひとつも、たしか今回の件(だけではないものの)で
すし。

サボっていたニューズレター(このローレゾ通信)もそんな事情で
今回お送りできているワケで。何はともあれ成り行きに感謝。


米国での特許(※後述)取得費用を捻出するために今回、版画とポ
スターを販売していきます。買ってください。あるいは情報拡散に
ご協力を。あるいは ULR=超低解像度絵画のために祈る、歌う、踊
る、歯ぎしりする、何でも結構です、よろしくお願いいたします!

12月10日までやっています。
https://igg.me/at/ulr/

INDIEGOGOサイト ULRページの日本語訳はこちら(↓)に。
goo.gl/hRee2Q


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■ ULR 特許(日本国内)取得
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2015年11月に特許出願した「超低解像度画像作成装置及び超低解像
度画像作成方法」の査定が、先頃(09月11日付)おりました。

ひとつの拒絶もなく、意外とすんなり。

これも字面上(↑)なかなか景気いいんですが(めでたいです本人
的にも、もちろん。弁理士の先生はじめお世話になった皆々様に心
より感謝!)これ名誉のために取得したわけでなく、商売用ですか
ら。今後、お金に換えていかないことには意味がない。

J-PlatPt(特許情報プラットフォーム↓)から「超低解像度画像作
成装置」などでキーワード検索いただけます。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/

グローバル化のなかで日本国内だけでもアレなので、とさらに専門
家のお力と国の交付金などの助けを借りて、PCT 国際出願したのが
ほぼ一年前。指定国(具体的にはUSA)への移行期限が来年5月に迫
り、特許文面の翻訳費用やエージェント関係費用を捻出していくの
がつまり、先ほど書いた今回のクラウドファンディングの目的。

ね、必死なんですから。多くの方々同様、私もこう見えて、生き残
っていくために。……ん? 生き残る?


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■ 思い通りにならないものとの付き合い方
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基本的に自分(の頭)よりも環境や偶然、成り行きのほうが賢いと
思ってます。これまで何かが思い通りになった試しがほとんど、な
いだけに!

後悔もないですが、おかげさまで、忘れっぽいこともあり。
いや後悔どころか感謝してます、自分をここに導いてくれたあらゆ
る偶然(いいことだけでなく、いやなことも含む)に。実際いまの
自分があるのは大嫌いなアレや、アイツのおかげでもあると思える
のは精神衛生上も大変よろしく。


> 遅すぎること、なんてホントは、ひとつもありは、しないのだ。
> 何するにせよ、思ったときが、きっと、ふさわしい、とき。

バンド The Blue Hearts(↑↓)ですが、どんだけ正しいこと言
うんや、と思いますな。何歳だったんだろう、彼らこの時。
https://youtu.be/XH9VvRhu4ks

あらゆる偶然を釜で煮る、と言ったのはニーチェ「ツァラトゥスト
ラ」でしたっけ? 本当に、生き物が、生きるって不思議なことだ
と思います。自然相手のサイバネティクス系であってみれば、人間
にしたところで、やはり個々の意思などよりも先に、まず偶然があ
る。その偶然がまた、人間や生き物を変えていくというね。

生き残るという言葉が、昔は嫌いでした。死ぬ人のことを考えると
逆に、さもしい気がして。しかし『荘子』以降は(↓)別。
http://mozaikolab.blogspot.jp/2013/05/blog-post_8.html


今回もここまで読んでくださった皆さまに、心より感謝。

そして最後に再び。出来ましたら(↓)ご支援あるいは情報拡散へ
のご協力などなど、歯ぎしりでも何でも結構です、よろしくお願い
いたします。

12月10日までやっています。
https://igg.me/at/ulr/


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 ULR / モザイコ http://www.mozaiko.info

 清水温度 ONDO Shimizu

 [E-mail] ondo@mozaiko.info [携帯] 090-4087-0806

 住所:〒503-0848 岐阜県大垣市古宮町161-A14 モザイコ
 TEL/FAX 0584-47-7804

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